生物用語解説

「み」ではじまる用語

[みえりんしょう]myelin sheath

髄鞘

[みおしん]myosin

筋肉の収縮や細胞運動などに関わるタンパク質。ATPアーゼ(ATP分解酵素)活性をもち,ATPのエネルギーを利用してアクチンフィラメントと相互作用する。

[みかけのこうごうせいそくど]

二酸化炭素の吸収量からわかる光合成速度。実際の光合成速度は,見かけの光合成速度+呼吸速度になる。

[みっちゃくけつごう]tight junction

細胞接着の一種で,細胞膜を貫通しているタンパク質どうしが結合し,隣接する細胞の細胞膜をくっつける結合様式。これが鎖状に並び,細胞間のすき間(細胞間隙)をふさぐ。

[みつどこうか]density effect

個体群密度の変化により,増殖率や形態などに変化が現れること。成長曲線がS字型になるのは,密度効果により個体群の成長が抑制されるためである。

[みとこんどりあ]mitochondrion, mitochondria(複数形)

細胞小器官の1つで,ATPを生産する場。呼吸に関係する多くの酵素を含み,クエン酸回路電子伝達系はここに存在する。粒状または糸状で,内外二重の膜をもっている。内膜は内部に突出し,ひだ状になっている(クリステ)。ヤヌスグリーン(染色液)で染まる。