[せいかつかん]life-cycle
生物の成長や生殖の段階を環状に表したもの。
[せいかつけい]life form
生物が環境に適応して示す,生活様式を反映した形態。
[せいしょくてきかくり]reproductive isolation
同じ場所に生息していても,何らかの遺伝的要因や,繁殖時期の違いなどによって,交配ができない状態。生殖的隔離によって,別の進化をたどることになる。なお,一般に,生殖的隔離の有無によって,同種か異種かを判定する。
[せいたいけいさーびす]ecosystem service
人間が生態系から受けるさまざまな恩恵。国連の主導によって行われた「ミレニアム生態系評価」では,生態系サービスを4つに分類しており,それぞれ供給サービス,調整(調節)サービス,文化的サービス,基盤サービスとよばれる。
[せいたいぴらみっど]ecological pyramid
食物連鎖において,上位の生物ほど,個体数,生物量,生産力は一般に減少する。そのため,下位のものから上位のものへと積み重ねていくと,その形はピラミッド状になる。このようすを表したものをいう。
[せいちょうりょう]growth increment
生態系の物質収支において,ある期間に生体が増加した量。
[せいとくてきこうどう]innate behavior
生まれつき備わっている動物の行動。走性や反射などがある。生後の経験などから獲得する行動は,習得的行動という。
[せいぶつぐんけい]
[せいぶつのうしゅく]biological concentration,bioconcentration
特定の物質が生物に吸収され,体内に蓄積して濃縮されること。水銀やDDT(殺虫剤の一種)などのように,生体内で分解されにくく,体外へ排出されにくい物質は,生物に吸収されると体内にとどまるため,食物連鎖の上位の生物ほど,その濃度が高くなる。
[せつごう]conjugation
配偶子が合体して1つの接合子になること。
[ぜんかむかのほうそく]all or none《nothing》 law《principle》
反応が起こる刺激の最小値を閾値といい,閾値未満の刺激では反応しない。閾値以上の刺激を加えると反応の強さは一定である。このような反応のしくみをいう。