生物用語解説

「の」ではじまる用語

[のう]brain

脊椎動物で,脊髄とともに中枢神経系を構成する器官。脊髄の前方に存在する。大脳間脳中脳小脳延髄,橋に区別される。

[のうかすいたい]pituitary gland

脊椎動物の間脳の底部にある内分泌器官。前葉,中葉,後葉に分かれる。ヒトの場合,前葉から成長ホルモン,甲状腺刺激ホルモン,副腎皮質刺激ホルモンなど,後葉からバソプレシン,オキシトシンがそれぞれ分泌される。

[のうかん]brain stem

のうち,大脳小脳を除いた部分。間脳中脳延髄,橋を合わせていう。生命維持に関わる中枢になっている。

[のうどうゆそう]active transport

生体膜を通して,濃度勾配に逆らって物質を輸送すること。このとき,エネルギーを必要とする。たとえば,ナトリウムポンプはATPのエネルギーを使って,ナトリウムイオンを細胞外へ排出し,カリウムイオンを細胞内にとりこんでいる。

[のりかえ]crossing-over

相同染色体の間で,染色分体が交さして,その一部が交換されること。減数分裂の第一分裂前期に見られる。乗換えによって組換えが起こる場合がある。

[のるあどれなりん]noradrenalin(e)

交感神経の節後繊維の末端から分泌される神経伝達物質。一般に,活発に活動をするときに作用する。