生物用語解説

「お」ではじまる用語

[おうはん]macula

網膜の中心付近にある黄色を帯びた部分。その中央には中心窩がある。錐体細胞が集中し,最も視力が鋭敏。

[おうもんきん]striated muscle

横縞(横紋)がある筋肉で,骨格筋と心筋とがある。骨格筋は,多核の筋繊維(筋細胞)からなり,収縮は速く,収縮力も強いが,疲労しやすい。心筋は,単核の筋繊維からなり,拍動をくり返すが,疲労は少ない。

[おーがないざー]organizer

形成体

[おーきしん]auxin

植物の成長を促す物質の総称。植物体内でつくられるものを天然オーキシン,人工的につくられたものを合成オーキシンという。天然オーキシンにはインドール酢酸,合成オーキシンにはナフタレン酢酸や2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)などがある。

[おかざきふらぐめんと]Okazaki fragment

DNA複製の際,ラギング鎖の合成においてつくられる短いDNA断片。

[おぺろん]operon

1つのプロモーターによってまとめて転写が制御される遺伝子の一群。原核生物で見られる。転写時には遺伝子群全体が1本のmRNAとして転写され,各遺伝子の開始コドンからそれぞれ翻訳される。なお,同一オペロンに含まれる遺伝子は機能的に関連していることが多い。