[しぜんじょうか]self-purification
河川などに流入した汚濁物質が,拡散や沈殿などの物理的作用,酸化や還元などの化学的作用,生物による分解などの生物的作用によって,その量を減らすことをいう。特に生物的作用によるものをさすこともある。
[しぜんせんたく]natural selection
同じ生物集団の中で,形質に変異が見られ,形質の違いがその環境での生存に影響を与えるとき,生存に有利な(適応した)個体の方が生き残りやすい。このように,生物集団の変異の中から,自然によって選ばれるという考え方を自然選択という。
[しぜんめんえき]natural immunity
生まれつき備わっている免疫。感染初期,異物に対して非特異的に働く。マクロファージなどによる食作用や,ナチュラルキラー細胞による異常細胞の攻撃などがこれにあたる。
[じゅせい]fertilization
卵と精子が合体して受精卵を形成すること。広義には,配偶子が合体することをさすこともある。
[じゅようき]receptor
視覚器や聴覚器など,外界からの刺激を受けとる特別な構造。複雑なしくみをもたない単細胞生物や植物などが刺激を受けとる構造も含める。感覚器ともいう。
[しょくばい]catalyst
化学反応を促進するが,それ自身は反応の前後で変化しない物質。酵素は生体触媒といわれる。
[しょくもつれんさ]food chain
生産者が生産する有機物のもとに,生物が被食-捕食の関係でつながっていること。
[しんけいさいぼう]nerve cell;neuron(e)
[しんけいせんい]nerve fiber
軸索とそれをとりまく構造とをまとめていう。
[しんごうしげき]sign stimulus
=かぎ刺激
[しんとうあつ]osmotic pressure
半透膜を隔てて,一方に溶媒,他方に溶液を入れると,溶媒が溶液の方へ移動する。溶液に圧力を加えて,溶媒の移動を阻止したとき,加えた圧力をその溶液の浸透圧という。浸透圧は,溶液の濃度や温度が高いほど大きくなる。