スイバ

スイバ日本各地の日当たりのよい道端や低山に生育する多年生草本。若葉などを山菜として食用とする。この植物にはシュウ酸が含まれていて,食べると酸味がある。そのため酸っぱい葉から酸い葉と名前がついた。

根生葉は長楕円形で長い柄がある。茎葉は披針状長楕円形で基部はやじり形をしていて,下部の葉には短い柄があり,上部の葉は茎を抱くようにはえる。

雌雄異株で花は茎の上部に集まって咲く。花には花弁がなくがく片は6枚。雄花にはおしべが6本,雌花には3本の花柱がある。花柱は紅紫色で先が細裂している。

イヌタデ

イヌタデ道端や庭,空き地など,いたる所に普通に生育し,畑の害草とされる一年生草本。夏から秋に枝から花穂をのばす。花穂は赤い小さな花が集まっており,この花を赤飯に見たてて赤の飯(アカノマンマ)の別名がある。

長さ3-8cmの広披針形で両端がとがり,互生する。葉縁は全縁。短い葉柄がある。

6-10月に葉腋から穂状の総状花序を出し,紅紫色の小花をつける。花弁はなく,雄しべ8本,花柱3本,5深裂したがく片からなる。