オオイヌノフグリ

01ヨーロッパ原産で明治時代に移入した帰化植物。日本以外にも世界中に帰化している。道端やあぜ道など,日当たりのよいところに多く生育する。よく似た在来種のイヌノフグリは花が小さく,近年減少している。 茎は枝分かれして地上をはって広がり,長さは15~30cmになる。

卵形で,縁に大型で鈍いきょ歯がある。両面とも毛が散生する。茎の下部では対生するが,上部では互生する。

春先から直径約1cmの青い小さな花が咲き始める。花冠は直径7~10mmの皿形で青く,濃い青色の筋がある。中心は黄色。触れるとかんたんに抜け落ち,このとき自家受粉をする。草丈が低いため他の植物が成長すると埋もれて目立たなくなる。

見分けのポイント

タチイヌノフグリやイヌノフグリに比べて花が大きい。