ホトケノザ

ホトケノザ日当たりの良いところにはえる一年生草本。春早くから咲き始める。春の七草のひとつであるホトケノザは,キク科のコオニタビラコの別名で,この植物のことではない。

葉は対生し,茎の下部では葉柄があるが,上部では茎をとり囲むように円形の葉をつける。葉の縁は円い鋸歯があり,葉脈は深くくぼんで目立つ。

茎の上部の葉腋に花を輪生する。花は唇形で淡紅色。自家受粉して種子を残す閉鎖花が多い。

ヒメオドリコソウ

01ヨーロッパ,小アジア原産で,世界中に広く帰化している二年生草本。道端や空き地などでよく群生している。茎は根元で枝分かれし,立ち上がって高さ10~25cmになる。

葉は柄があり長さ2~3cmで対生し,茎の上部の葉では柄が短く密に重なり赤紫色をおびる。葉縁には円い鋸歯があり,両面とも長毛が密に生える。

花はオドリコソウに似た薄紫色の唇形花で輪生する。花冠は有毛。