ヘチマ

インド原産のつる性一年生草本。各地で栽培される。茎は巻きひげがあり,他の物に巻きつく。葉は掌状に深く裂け,先端はとがる。夏から秋にかけて,黄色い花を咲かせ,円筒状の果実を実らせる。果実は若いうちは食用にされるが,主に成熟後の繊維を利用することが多い。

浅く掌状に分裂し,裂片の先がとがる。表面はざらつく。

夏から秋にかけて,葉腋に黄色でしわのある花冠をもつ花が咲く。花には総状につく雄花と単生する雌花がある。

カラスウリ

山野に生育するつる性植物。巻きひげで他のものに絡みつく。粗毛がある根の部分は肥大して塊根ができる。根や種は漢方薬として使われる。8-9月に白色で糸状に分裂した花をつけ,楕円形で赤色の液果をつける。

卵心形で3~5つに浅く裂ける。縁にはきょ歯があり,裏に短毛が生える。

8-9月頃,夕方から夜に咲く。花冠は白く,5つに分かれる。縁は細かく裂けて糸状になって垂れ下がっている。雌雄異株。

見分けのポイント

同属の似た種であるキカラスウリでは,果実の色は黄色で,長さが7~10cmあり少し大きい。キカラスウリの種子は扁平。