金属と水の反応 【先頭へ】 †Liと水の反応 †水に浸したろ紙の上に,リチウムLiの小片を落とすと,リチウムと水が反応して水素を発生する。その化学反応式は次の通り。 2 Li + 2H2O → 2 LiOH + H2 リチウムと水との反応は,ナトリウムNaやカリウムKほど激しくはない。 反応後,ろ紙の上にフェノールフタレイン溶液を落とすと赤色に変化することから,塩基性になっていることがわかる。 Caと水の反応 †水の中にカルシウムCaの小片を入れると,水と激しく反応して水素を発生する。その化学反応式は次の通り。 Ca + 2 H2O → Ca(OH)2 + H2 Naと水の反応 †水に浸したろ紙の上に,ナトリウムNaの小片を落とすと,ナトリウムが水と反応して水素を発生する。その化学反応式は次の通り。 2 Na +2 H2O → 2 NaOH + H2 発生する水素に火がついて炎を出す。炎はナトリウムの炎色反応を示し黄色になる。 反応後,ろ紙の上にフェノールフタレイン溶液を落とすと赤色に変化することから,塩基性になっていることがわかる。 Mgと水の反応(熱水と冷水の比較) †マグネシウムMgは常温の水とはほとんど反応しないが,熱水とは反応して水素を発生する。その化学反応式は次の通り。 Mg + 2 H2O → Mg(OH)2 + H2 金属と塩酸の反応 【先頭へ】 †Mgと塩酸の反応 †マグネシウムMgは,塩酸と反応して水素を発生する。その化学反応式は次の通り。 Mg + 2 HCl → MgCl2 + H2 Alと塩酸の反応 †アルミニウムAlは,塩酸と反応して水素を発生する。その化学反応式は次の通り。 2 Al + 6 HCl → 2 AlCl3 + 3 H2 Feと塩酸の反応 †鉄Feは,塩酸と反応して水素を発生する。その化学反応式は次の通り。 Fe + 2 HCl → FeCl2 + H2 Snと塩酸の反応 †スズSnは,塩酸と反応して水素を発生する。その化学反応式は次の通り。 Sn + 2 HCl → SnCl2 + H2 Cuと塩酸の反応 †銅Cuは,塩酸と反応しない。 Cuと硝酸の反応 【先頭へ】 †Cuと希硝酸との反応 †銅Cuは,希硝酸と反応して一酸化窒素を発生する。その化学反応式は次の通り。 3 Cu + 8 HNO3 → 3 Cu(NO3)2 + 2 NO + 4 H2O Cuと濃硝酸の反応 †銅Cuは,濃硝酸と反応して二酸化窒素を発生する。その化学反応式は次の通り。 Cu + 4 HNO3 → Cu(NO3)2 + 2 NO2 + 2 H2O Auと王水の反応 【先頭へ】 †王水は,濃硝酸と濃塩酸を体積比 1:3 で混合した溶液。王水は強い酸化力をもち,金や白金を溶かす。 |