愛知の文学
和歌文学尾張地区地図
①ふるさとにかはらざりけり鈴虫の
鳴海の野べのゆふぐれのこゑ
橘為仲
(詞花和歌集 巻3 121)
①さ夜千鳥声こそちかくなるみ潟
かたぶく月に潮やみつらん
藤原季能
(新古今和歌集 巻6 648)
②あぢの住むすさの入り江の荒磯松
我を待つ児らはただひとりのみ
作者未詳
(万葉集 巻11 2751)
②あぢの住むすさの入江の隠り沼の
あな息づかし見ず久にして
作者未詳
(万葉集 巻14 3547)
③桜田へ鶴鳴き渡る年魚市潟
潮干にけらし鶴鳴き渡る
高市連黒人
(万葉集 巻3 271)
③年魚市潟潮干にけらし知多の浦に
朝漕ぐ舟も沖に寄る見ゆ
作者未詳
(万葉集 巻7 1163)