高校生のための国語のおすすめ30冊
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百瀬、こっちを向いて。
祥伝社文庫(祥伝社)
人間レベル2の僕と、ホオズキの花言葉
ダサい底辺男子「人間レベル2」の僕、ノボルが、憧れの瞬兄ちゃんこと宮崎先輩の紹介で突然付き合うことになったのは、野良猫みたいな目をしたあの子――百瀬だった。学校の誰もが認める美男美女カップル、宮崎先輩と神林先輩。でも、僕は百瀬と宮崎先輩が一緒にいたところを偶然見てしまって……、あれ、宮崎先輩は百瀬と神林先輩と、どっちのことが好きなのだろうか。僕は、百瀬とどうなりたいのだろうか。
恋愛の中で、いちばん楽しいのは片想いをしているときだと思う。楽しいのは、手放しに相手を「好き」だと思っていられる間だけで、いつかその想いが溢れて、苦しくなる時がやってくる。その息苦しさを、「百瀬、こっちを向いて。」は教えてくれる。
この物語をただのほろにが青春小説と侮るなかれ。ゾクっとする展開もちゃんと用意されている。誰かを好きになったことがある人も、まだ恋を知らない人も、ぜひ最後まで読んでほしい。そして胸いっぱいに恋愛の息苦しさを感じたあと、ホオズキを見るたび、ひとりでゾクっとしてほしい。
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