高校生のための国語のおすすめ30冊
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本当は怖ろしい万葉集
祥伝社黄金文庫(祥伝社)
和歌を分析していくと……日本の歴史が分かります!
昔から日本には「歌」で気持ちを伝える文化があります。現代でも、歌詞に気持ちを込めて歌ったり、短歌や俳句を詠んだりしますね。歌の歴史をさかのぼっていくと一番古いのは『万葉集』です。そこに書かれている多くの和歌は、素敵な恋の歌ばかり。当時は、思いを寄せる人に和歌をプレゼントしていました。
ところが、作者の小林惠子さんが古代の韓国語と照らし合わせたところ、不思議なことが分かってきました。漢字で書かれている万葉集の和歌を、丁寧に古代韓国語に翻訳していくと……素敵な恋の歌は、秘密の事実を伝える歌に早変わり! 歴史上、そんなことがあったのかと驚きの連続です。特に、額田王という女性の恋の歌に着目してみましょう。韓国語と日本語の歴史、秘密多き額田王の魅力を存分に味わえる本です。
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