中学生のための国語のおすすめ50冊

小説

福音館書店

高楼方子（たかどのほうこ）

＜あこがれの下宿生活，そして文筆活動＞

中学生にもなると，「一人で生活してみたい」と思うことってありませんか？　夜遅く起きていても，学校から帰ってすぐに片付けをしなくても，もちろん勉強しなくても怒られない。なんてすてきな生活！と思いませんか。でも，現実にはまず無理ですよね。

もう一つ，「物語を書いてみたい」と思ったこと，ありませんか？　自分の書いた物語を大勢の人が読んで感動してくれる。本好きの人なら誰でも一度は「物語を書いてみたい」と思ったことがあるでしょう。この本は，その二つの夢を一度にかなえることができた中学２年生の女の子のお話です。あなたもこの本を読んで，主人公の爽子になり，そんな夢のような生活を仮想体験してみませんか。（Ｈさん）