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指輪物語

指輪物語

小説

評論社

J.R.R.トールキン(瀬田貞二・田中明子訳)

<現代最高のファンタジー!>

ホビット族のフロドは,養父のビルボから一つの魔法の指輪を受け継ぎます。それは,はめれば姿を消すことができるばかりでなく,他の指輪の魔法をも支配し,この世を自分のものにすることも不可能ではなくなるというもの。しかも,いったんその指輪を手にした者は,指輪の魔力に操られ,手放そうとはしなくなくなるというものです。指輪の造り主である,冥王(めいおう)サウロンは,世界支配をもくろみ,その指輪を取り戻そうとします。フロドとその仲間は,サウロンの野望を防ぐため,指輪消し去る旅に出ますが……。

この作品は,1954年に第1部が発表されて以来,世界中で数多くのファンに愛されてきました。インターネットにも「指輪物語」に関する多くのホームページがあります。まさに,20世紀を代表するファンタジーです。(Hさん)