アクティブ地理 インタビュー特集

ロシア

ダツィーシェーナ・眞弓・ポリーナ さん
(Полина Маюми Дацышенаさん)
(Polina Mayumi Datsysena さん)

首都:モスクワ
人口:1億4037万人
面積:1709万8200km2

ロシア語のあいさつと自己紹介

インタビュー

ロシアのちょうど真ん中の,クラスノヤルスクです。エニセイ川という大きな川の近くにあって,1628年につくられた都市です。人口は100万人で,「赤い丘」という意味です。「赤い」というのは,昔,「きれいな」と同じ意味で使われました。

クラスノヤルスクは,シベリア南部の都市ですが,四季があります。寒い冬と,暑い夏があります。

四季のなかで,冬が一番長く,公式には11月から冬ですが,初雪は10月に降ります。 一番寒いのは1月で,平均気温はマイナス32度で,マイナス40度ぐらいまで下がることもあります。 3月の終わり頃には,マイナス8度くらいに上がります。 マイナス40度の外を歩くときは,何枚もセーターを着て,足も隠れるほど長い毛皮のコート(シューバ),毛皮の帽子(シャプカ),手袋(ヴァーレシキ),マフラーで顔を隠して,早歩きします。 寒すぎてまつげが白く凍るときもあります。 でも,わたしは冬が大好きで,よく友人と散歩します。 ただし,犬の散歩は寒すぎてできないので,家では猫を飼っています。

夏は四季の中で一番短いですが,7月・8月は35度~37度くらいまで上がるのでとても暑いです。湿度は高くありません。エニセイ川のおかげで,涼しくなるのです。夏の雨は,暑い日が1~2日続くと,3日目の夜,黒い雲がきて,雨がたくさん降ります。夏の終わりの8月頃には,1日降り続くこともあります。でも,1日中ずっと同じ量が降っているわけではなく,強く降ったり,止んだり,弱く降ったり,強く降ったりします。わたしがロシアで一番嫌いなのは傘です。傘はあまり使わないようにしていました。家で少し待っていれば雨は止むからです。でも,日本では雨が降り続くので,傘が必要になってしまいました。

ロシアでは,ふだんはスープとパンを食べることが多く,わたしも好きです。スープは,たくさんの種類がありますが,塩漬けのキャベツをいれたシーや,ビート(赤いカブのような野菜)を入れたボルシチをよく食べます。

最近のロシアは日本ブームです。日本のおみやげがどこでも売っているし,クラスノヤルスクには,スシ屋だけで10店以上あります。ドラゴンボールなどのアニメも人気です。わたしは日本のドラマのDVDを借りて友人とよく見ました。大学のとき,「花より男子」や「きみはペット」などをよく見ました。

ソ連時代の苦しい時代や対日戦争の時代を生き,子どものころから働いて,今の繁栄の基礎を築いてくれた,わたしたちの祖父母の世代を,わたしはとても誇りに思っています。そのほかにも,チェーホフをはじめとするロシア文学と,ハイレベルな教育は,ロシアの誇りです。

ロシアは日本の隣の国です。しかし,日本のみなさんは,ロシアというと,マトリョーシカとか,一般的なイメージが多く,ロシア人の性格まで理解している人は少ないと思います。一緒に学び合って,友達になりたいです。