ヘミアセタール構造
[へみあせたーるこうぞう]hemiacetal structure
アルデヒドやケトンがもつカルボニル基$\chemf{-CO-}$とアルコールがもつヒドロキシ基$\chemf{-OH}$が反応して得られる構造$\chemrf{-CH(OH)-O-}$。
たとえば,グルコースでは,鎖状構造の一端のホルミル基にある$\chemf{-CO-}$と,他端にあるヒドロキシ基が反応して,ヘミアセタール構造をつくり環状構造になる。水溶液中でグルコースは,鎖状構造と環状構造が平衡状態になっている。ヘミアセタール構造をもつ糖は,水溶液中でこのような平衡状態になって還元性を示す。
ヘミアセタール構造は,ヒドロキシ基$\chemf{-OH}$が,環状構造の下向きに位置したもの(α型)と,上向きに位置したもの(β型)がある。α型のヘミアセタール構造をもつグルコースをα-グルコース,β型のヘミアセタール構造をもつグルコースをβ-グルコースという。
【化学図表】p.250
© Hamajima Shoten, Publishers