化学用語解説
ザイツェフ則
[ざいつぇふそく]Zaitsev rule;Saytzeff rule
第二級および第三級アルコールが分子内で脱水反応をするとき,ヒドロキシ基$\chemf{-OH}$が結合している炭素原子に隣り合った炭素原子のうち,結合している水素原子の数が少ない方から水素原子が脱離しやすいという経験則。ザイツェフ(1841〜1910,ロシア)が発見した。
【化学図表】p.209
関連語 アルコール脱水反応
脱水縮合|< >|アルコール発酵
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