減数分裂[げんすうぶんれつ]

meiosis,reduction division

生殖細胞せいしょくさいぼうがつくられるときにおこなわれる特別な細胞分裂さいぼうぶんれつ染色体せんしょくたいの数は、もとの細胞さいぼうの半分になる。


減数分裂と有性生殖
図:減数分裂げんすうぶんれつ

染色体が複製された後、細胞分裂が2回起こるため、減数分裂後の生殖細胞では、細胞あたりの染色体数がもとの半分になる。

図:有性生殖

生殖細胞の染色体の数が半分になっているので、2個の生殖細胞が合体してできる受精卵じゅせいらんは、染色体の数がもとに戻る。このしくみによって、親と子の染色体の数は同じになる。

減数分裂と体細胞分裂
減数分裂 体細胞分裂
  • 生殖細胞(卵や精子)ができるときにみられる。
  • 1個の細胞から4個の細胞ができる。
  • できた細胞の染色体の数は、もとの細胞の半分である。
  • からだをつくる細胞(体細胞)がふえるときにみられる。
  • 1個の細胞から2個の細胞ができる。
  • できた細胞の染色体の数は、もとの細胞と同じである。

【関連語】 生殖細胞 染色体 受精 体細胞分裂