呼吸[こきゅう]

respiration

動物どうぶつ植物しょくぶつが生きるために酸素さんそをとり入れ、二酸化炭素にさんかたんそを出すこと。


とり入れた酸素で、栄養分(養分〔有機物ゆうきぶつ〕)を分解ぶんかいして、水と二酸化炭素(無機物むきぶつ)を出す。このとき得られるエネルギーを使って、生命活動をおこなう。

呼吸こきゅうには、次の2つがある。

  • 肺呼吸はいこきゅう外呼吸がいこきゅう) 気体の交換。植物が気孔きこうで酸素をとり入れ、二酸化炭素を出すこと。動物が、えらやはいで、体内の二酸化炭素を体外(水中または空気中)の酸素と交換すること。
  • 細胞の呼吸さいぼうのこきゅう内呼吸ないこきゅう) 細胞さいぼうの内部で、とり入れた酸素を使って栄養分(養分〔有機物〕)を二酸化炭素と水(無機物)に分解し、生きるためのエネルギーをとり出すこと。

なお、呼吸(細胞の呼吸)と光合成こうごうせいは、逆のはたらきをしている。

  • 呼 吸 有機物を無機物に分解し、エネルギーをとり出す。
  • 光合成 光エネルギーで無機物から有機物を合成ごうせいする。

【関連語】 有機物 無機物 光合成 養分