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特に読んで欲しい三ツ星本の詳細です! |
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『サンタクロースの大旅行』 |
| 葛野(くずの)浩昭 岩波新書591 1998年 240頁 | ||
| 通史 アジア・ヨーロッパ・アメリカ 社会・文化 | ||
| 「サンタクロース」のルーツは、1700年ほど前に今のトルコあたりで活躍した聖ニコラウスのことであるといわれる。しかし、なぜトルコなのにサンタは「トナカイ」を連れているのか? なぜ靴下をおいておくとプレゼントがもらえるのか? 文化人類学の専門家がこのような素朴な問いに次々に答えてくれる。 「サンタクロース」は聖(セント)ニコラウスが訛って「サンタクロース」になったとよく説明される。 現代ではサンタクロースにトナカイという組み合わせが当然のように思われているが、20世紀初めのころまでクリスマスカードにはサンタと一緒にいる動物はブタが普通であった。また、サンタはいつもやさしくにこやかとは限らず、子供を罰したり、切り刻んだりする残忍な話とも実は関係があった。 さらに、聖ニコラウスは12月6日に祭られていたのに、いつから12月25日に関わるようになったのか? サンタクロースの裏側に生きるキリスト教以外の民俗信仰の神々に目をむけ、日本も含めた世界の鬼神と比較をしながら、多くの謎を文化人類学的に解明する。また、アメリカにわたったサンタのイメージに果たしたオランダ人の役割や、コカ・コーラ社およびディズニーの戦略などの指摘も興味深い。 |