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『アメリカの鏡・日本』 |
| ヘレン・ミアーズ メディアファクトリー 1995年(原著1948年) 432頁 | ||
| 現代 アジア・アメリカ 政治 | ||
| 近代に入ってわずかな間に、平和な鎖国主義から軍事大国主義へ急転換した日本の歴史が、4世紀にわたる西洋世界の歴史の縮図であることを、史実を示しながら指摘している。著者が日本人ではなく、アメリカの政府近辺に身を置いていた一人のアメリカ女性であることに注目したい。 満州事変からパールハーバーに至る時期のアメリカの対日政策について、GHQの労働局諮問委員会のメンバーであった著者が、真実を静かに語りかける本を出版した。極東軍事裁判が終了した1948年に書き上げアメリカで出版されたこの本は、マッカーサーによって日本語への翻訳を禁じられた。理由は「本書はプロパガンダであり、公共の安全を脅かすものであって、占領国日本における同書の出版は、絶対に正当化しえない」というものであった。 著者はまえがきで次のように語る。「日本がアジアで初めての『近代国家』であり、大国として認められた国だから、重要なのだ。日本人は自分たちの歴史と文化をどう考えているか、なぜ日本は戦争に向かったかを知ることによって、…私たちが将来に何を期待するかを学ぶのである。」 翻訳は占領の終わった1953年に『アメリカの反省』として出版されたが、いつしか忘れられてしまった。本書はその復刻版である。 |