世界史おすすめ50冊

戦争と資本主義

論創社 / ヴェルナー・ゾンバルト

ドイツ歴史学会の巨匠、ゾンバルトが豊富な資料に基づいて、近代的軍隊(常備軍・国家の軍隊)の誕生から18世紀末までの間、戦争がいかに資本主義的発展を促進してきたか、を数量的に実証している。第一次世界大戦勃発の直前に出版されているので、少し古めかしい印象を受けるが、戦争と資本主義の関係について、その現代的な意義を読みとることができる。