次のア,イは,それぞれ関数$y=x^2$,$y=ax^2\;(a>0)$のグラフです。この2つを比べると,イの方がグラフの開き方が大きいので,
(イの比例定数)<(アの比例定数) つまり,$\bbox[#f8d2eb,1px]{a<1}$
となります。
グラフが通るおもな点の座標を調べてみると,
$(-2,4),\;(-1,1),\;(0,0),\;(1,1),\;(2,4)$
$(-2,4),\;(-1,1),\;(0,0),\;(1,1),\;(2,4)$
となり,アとイのグラフは同じ関数$y=x^2$を表しています。 したがって,$\bbox[#f8d2eb,1px]{a=1}$
$x$軸の目盛りが異なると,同じ関数のグラフでも上のアとイのように異なってみえます。目盛りはよく確認しましょう。
なお,上の例に対して,同じ座標軸を使ってかいた関数$y=ax^2$のグラフでは,次のことがらが成り立ちます。
「関数$y=ax^2$のグラフは,比例定数$a$の絶対値が小さいほど,グラフの開き方が大きくなる。」