次の図で,四角錐すいの頂点は,点A,B,C,D,Eの5つです。
「角錐の頂点」というときは,底面に向かいあう点A(のみ)をさします。
多面体の頂点とは,一般にかどの点すべてをさします。したがって,上の図を四角錐ではなく五面体と考えば,【これは誤解!】の答えでも間違いではありません。
しかし,中学校の数学で学習する「角錐の頂点」や「円錐の頂点」とは,「底面に向かいあうかどの点」という特別な1点を意味するので,【これが正解!】のように答えるのがより適切です。
多面体と角錐・円錐とでは,「頂点」という言葉の意味がちがいます。
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