2枚の硬貨を同時に投げたときに起こりうる場合は,「2枚とも表」,「2枚とも裏」,「1枚が表,もう1枚が裏」の3通りだから,それぞれの場合が起こる確率は,すべて$\bbox[#f8d2eb,1px]{\dfrac{1}{\,3\,}}$です。
2枚の硬貨をA,Bとすると,起こりうるすべての場合は, \[(\mathrm{A,B})=(\text{表},\text{表}),\;(\text{表},\text{裏}),\;(\text{裏},\text{表}),\;(\text{裏},\text{裏})\] の4通りだから,
「2枚とも表」「2枚とも裏」が起こる確率は,それぞれ$\bbox[#f8d2eb,1px]{\dfrac{1}{\,4\,}}$
「1枚が表,もう1枚が裏」が起こる確率は,$\dfrac{2}{\,4\,}=\bbox[#f8d2eb,1px]{\dfrac{1}{\,2\,}}$
確率では,「同様に確からしい」場合はいくつあるかを考えますので,2枚の硬貨を区別して場合の数を数えます。「1枚が表,もう1枚が裏」となる場合は1通りではなく,
(A,B)=(表,裏),(裏,表)
の2通りあることに注意しましょう。