「2つの直角三角形の合同」を証明するとき,合同条件としては,次の「直角三角形の合同条件」しか使えません。
斜辺と1つの鋭角が,それぞれ等しい。
斜辺と他の1辺が,それぞれ等しい。
「2つの直角三角形の合同」を証明するときには,「直角三角形の合同条件」のほかに,次の「三角形の合同条件」も使うことができます。
3辺が,それぞれ等しい。
2辺とその間の角が,それぞれ等しい。
1辺とその両端の角が,それぞれ等しい。
「三角形の合同条件」はどんな形の三角形の合同にも使えますので,当然,直角三角形にも使えます。ただし,直角三角形は1つの角が$90^\circ$であるため,直角三角形の合同条件が整えば,三角形の合同条件を満たすことになります。