$-a$と$a$の大小

これは誤解!

2つの数$-a$$a$の大小は,$-a<a$です。

  • $a>0$のとき,$-a<0$ したがって,$-a<a$

    たとえば,$a=2$のとき$-a=-2$だから,$-a<a$

  • $a=0$のとき,$-a=0$ したがって,$-a=a$

    $a=0$$-a=-0=0$だから,$-a=a$

  • $a<0$のとき,$-a>0$ したがって,$-a>a$

    たとえば,$a=-2$のとき$-a=-(-2)=2$だから,$-a>a$

単に数$a$という場合は,負,0,正のいずれかが不明なので,$-a<a$とは限りません