次の(1)~(3)の方法で分離できる混合物は,それぞれ下のア~ウのどれか。
(1) 水を加えてから,ろ過する。
(2) 蒸留する。
(3) 少量の熱湯に溶かし,それを冷やして再結晶させる。
ア.食塩と水
イ.砂糖と砂
ウ.食塩と硝酸カリウム
ろ過…粒子の大きさの違いを利用。液体とその液体に溶けない物質を分ける。
蒸留…沸点の違いを利用。
再結晶…溶解度の差を利用。
物質の性質の違い(沸点,溶解度など)に注目する。
水に溶けるものと溶けないものを分ける方法。
砂糖と砂の混合物に水を加えると砂糖だけが溶け,ろ過によって粒子の大きい砂がろ紙の上に残る。
[ろ過の方法]
イ
沸点の異なるものを分ける方法。
食塩と水の混合物を加熱すると,水は気体となり,食塩だけが残る。
ア
温度による溶解度の差が大きいものを分ける方法。
硝酸カリウムは,溶解度が温度によって大きく変化する。食塩と硝酸カリウムの混合物を熱湯に溶かしてから温度を下げていくと,硝酸カリウムが結晶として析出する。
ウ