牧野富太郎
プロフィール
まきのとみたろう
日本
1862年5月22日 ~ 1957年1月18日
おもな業績
- 日本の植物の研究 さまざまな植物の標本をつくり,整理・分類した。
解 説
高知県の裕福な家に生まれ,子どもの頃から,好きな植物採集に夢中になっていました。植物学を学びはじめると,植物への興味はいっそう強くなり,上京して東京大学の植物学教室に出入りするようになりました。そこで,いろいろな資料を調べて,植物学についての研究に没頭します。
日本の各地を訪ねて,さまざまな植物を観察し,標本をつくりました。それらを整理して,名前のないものに名前をつけていきました。集めた標本は40万以上で,1500種以上の植物の名前をつけました。
牧野はスケッチも得意で,植物の全体像とそれぞれの特徴をとらえた多くの図を残しています。牧野の残した日本の植物の資料は学術的にも非常に貴重なものになりました。
牧野の資料をもとにした植物図鑑も出版されました。植物の知識の普及にも情熱を注ぎました。
牧野富太郎は「日本の植物学の父」とよばれています。