ファラデー
プロフィール
Michael Faraday
イギリス
1791年9月22日 ~ 1867年8月25日
おもな業績
- 電磁誘導の発見(1831年) 鉄の輪の両側に2本の導線を巻き,一方の導線に電流を流したり,流すのをやめたりするたびに,もう一方の導線に電流が流れる現象を発見した。
解 説
ファラデーは,化学者デービーの講演を聴いて感動し,講演をまとめたノートを同封した手紙を出しました。それを読んだデービーはファラデーの才能を見抜き,王立協会の実験助手に採用しました。
そこでファラデーはいろいろな実験を行って,新物質のベンゼンや,電気分解の法則などを発見した。また,鉄の輪の両側に2本の導線を巻き,一方の導線に電流を流したり,流すのをやめたりするたびに,もう一方の導線に電流が流れる現象(電磁誘導)を発見しました。
これら以外にも,彼は電気と磁気についてさまざまな実験を行いました。現代文明を支える発電機やモーター,変圧器などは,ファラデーの発見がなくては生まれませんでした。
ファラデーは,毎年クリスマスには,科学好きな少年少女に向けて講演を行いました。1860年の名講演を編集した本「ロウソクの科学」は,世界中で愛読されています。