理科便覧ネットワーク

りかびんPlus - 等速直線運動

とうそくちょくせんうんどうをしているぶったいには,「運動方向には力がはたらいていない,または,はたらいている力がつり合っている」といわれる。しかし,身のまわりを見ると,投げたボールも,こがない自転車も,だんだんと遅くなる。そのため,等速直線運動をさせるにも力が必要なように感じてしまう。

実は,投げたボールには運動をさまたげるように空気からのていこうが,自転車にはタイヤの回転をさまたげるようにタイヤと地面や回転軸との間の力(+空気からの抵抗)がはたらいている。したがって,等速直線運動をさせるには,これらにつり合う力を加えつづける必要がある。

理科の実験で使われる「だいしゃ」は,これらの力が小さくなるように工夫されているため,等速直線運動(に近い運動)を見せられる道具として使われる。