りかびんPlus - 抵抗と形状
抵抗(電気抵抗)の大きさは,導線(電流が流れる物体)の長さに比例し,断面積に反比例する。つまり,同じ物質でできた導線であれば,長くて細いほど抵抗は大きく,短くて太いほど抵抗は小さい。これは,長い坂・細い道と短い坂・広い道との移動のしやすさのちがいに似ている。
電球や電熱線など,抵抗の大きなものを直列につないだり,並列につないだときの,回路全体の抵抗を考えることがある。直列につなぐのは,導線が長くなるのと同じである。したがって,回路全体の抵抗はそれぞれの抵抗よりも大きくなる。並列につなぐのは,断面積が増えるのと同じである。したがって,回路全体の抵抗はそれぞれの抵抗よりも小さくなる。