冬至近くでの太陽と影の動き
地面に垂直に棒を立て,できる影のようすを観察してみよう。
地面に垂直に棒を立て,できる影のようすを観察します。
- 撮影場所:愛知県名古屋市
- 撮影日:2021年12月25日
秋分の日のようすに比べて,太陽の高さは低く,影は長くなっています。日の出の位置,日の入りの位置も秋分の日の位置(真東,真西)から南よりになっています。
影の先端は,日の出からだんだん南(画面上方)に動いていき,南中後はまた北に動いていきます。したがって,影の先端の軌跡は南中の点を頂点として,北の方に曲がった曲線になります。
冬至の日の南中高度は,次の式で計算できます。 \text{南中高度}=90\degree -\text{観測地点の緯度}-23.4\degree
ちなみに,冬至の日も春分,秋分の日と同様,年によって前後することがあります。冬至の日は例年12月22日前後となっており,2012年は12月21日でした。