バターコーヒー絹茶8A0003茶6001700(年)⬅p.17801700(年)アヘン 貿易独占権東インド会社117691769180718071814181418251825183018309 鉄道駅での新聞売店 1874年,ロン1874年,ロンドンのチャリング・クロス駅のようす。駅構内をドンのチャリング・クロス駅のようす。駅構内を広告で飾る広告代理業も,この頃から始まった。広告で飾る広告代理業も,この頃から始まった。鉄道の整備が進み,都会で印刷された新聞や雑誌鉄道の整備が進み,都会で印刷された新聞や雑誌も,翌日には地方でも読まれるようになった。も,翌日には地方でも読まれるようになった。22A3 『八十日間世界一周』2 19世紀のメッカ巡じゅん礼れい者しゃ 蒸気船は大量輸送を可能と蒸気船は大量輸送を可能としたため,聖地メッカに向かうムスリムもこれを利用するようしたため,聖地メッカに向かうムスリムもこれを利用するようになった。彼らは蒸気船などでメッカの外港ジッダに至り,そになった。彼らは蒸気船などでメッカの外港ジッダに至り,そこからキャラバンで聖地に向かった。こからキャラバンで聖地に向かった。● 「風刺画」を読みとこう p.8 「風刺画」を読みとこう p.8● 「演説」を読みとこう p.9 「演説」を読みとこう p.9● 諸地域の歴史的特色への問い p.24・25 諸地域の歴史的特色への問い p.24・25● 諸地域の交流への問い p.136 諸地域の交流への問い p.136● 諸地域の結びつき・変化への問い p.192・193 諸地域の結びつき・変化への問い p.192・1931 綿布のドレス資 料読みとき講座「風刺画」を読みとこう「風刺画」を読みとこう切り分けられるプディングは何?ギルレー作「プラム・プディングが危ない」(1805年,イギリス)読みときの視点読みときの視点何が描かれているのか?風刺画は有名な人物や大事件を描いている場合が多い。描かれてい風刺画は有名な人物や大事件を描いている場合が多い。描かれている題材は何だろうかる題材は何だろうか??何を伝えようとしているのか?作者はどのようなことを表現するためにこの風刺画を描いたのだ作者はどのようなことを表現するためにこの風刺画を描いたのだろろうか? 描いた対象をどのように評価しているのか考えよう。うか? 描いた対象をどのように評価しているのか考えよう。この後,歴史はどのように動いたか?風刺画に描かれた事件や人物は,その後どのような経過をたどって風刺画に描かれた事件や人物は,その後どのような経過をたどっていったのか,歴史の展開を確認しよう。いったのか,歴史の展開を確認しよう。情報伝達の速度の変化イギリスの新聞の発行紙数識字率の推移(イギリス・フランス) 19世紀後 19世紀後半,初等教育法など半,初等教育法など公教育の整備が進ん公教育の整備が進んだ。労働者の識字率だ。労働者の識字率が上がり新聞・雑誌が上がり新聞・雑誌の購読者が増えた。の購読者が増えた。2023/08/19 15:072023/08/19 15:0760(億通)403000(万回)2000通話回数20郵便物総数10000(年)1850186018701880189019001910『八十日間世界一周』とつながる世界スエズ運河 スエズの港は大勢の人々でごった返していた。港で働く現地の人々もスエズの港は大勢の人々でごった返していた。港で働く現地の人々もいれば,船旅をする外国人たちもいる。これはひと昔前だったら,考えいれば,船旅をする外国人たちもいる。これはひと昔前だったら,考えられないようなにぎわいだった。られないようなにぎわいだった。…………イギリスからインドに行くのには,これまでのように大西洋を南下して,アフリカの喜き望ぼう峰ほうを回っていくよりも,こちらの航路のほうが,はるかに時間と距離を短縮できた。。 蒸気船による移動スエズ運河開通による距離の短縮➡p.229写インド イギリスからの文明が入ってきたことによって,インドは様変わりしイギリスからの文明が入ってきたことによって,インドは様変わりした。……実際,昔はインドを旅行しようと思えば,徒歩か馬,輿輿■■■■,そう,そうた。……実際,昔はインドを旅行しようと思えば,徒歩か馬,でなければ人の背中におぶさるか,せいぜい二輪や四輪の馬車に頼るしでなければ人の背中におぶさるか,せいぜい二輪や四輪の馬車に頼るしかなかった。だが,かなかった。だが,今はインダス川やガンジス川などの大河には蒸気船が高速で走り,鉄道も半島のあらゆる場所に縦じゅう横おう無む尽じんに張りめぐらされている。。6 ヴィクトリア=ターミナス 1888年,ボンベイに建設1888年,ボンベイに建設された駅舎。された駅舎。アプローチ資料を読み取って考察し,「諸地域の結びつき」への問いをつくってみよう。7 大陸横断鉄道の建設大陸横断鉄道の建設7 大陸横断鉄道の建設読みとき読みとき 考 察 考 察 ナポレオンは左右どちらの人物だろうか? 1 ナポレオンは左右どちらの人物だろうか? 2 この2人が分け合っているプディングは何を象徴しているのだろうか? この2人が分け合っているプディングは何を象徴しているのだろうか? この風刺画では,ナポレオンはどのような人物として描かれているのだろうか? 当時,イギリス この風刺画では,ナポレオンはどのような人物として描かれているのだろうか? 当時,イギリス人の作者がナポレオンをどのように評価していたのか,考えてみよう。人の作者がナポレオンをどのように評価していたのか,考えてみよう。2023_008.indd 82023_008.indd 8181218121837183718401840蒸気機関で稼稼か動動どうするする円円えん圧圧あつ印刷機発明蒸気機関で印刷機発明モース(モールス)(米),電信機発明発明モース(モールス)(米),イギリスで近代郵便制度発足イギリスで近代郵便制度発足(全国均一料金・切手制度)(全国均一料金・切手制度)輪輪りん転転てん印印いん刷刷さつ機機きの実用化の実用化蒸気印刷機の普及(出版の廉廉れん価価か化)化)蒸気印刷機の普及(出版の英仏間(ドーヴァー海峡)に海底電信ケーブル英仏間(ドーヴァー海峡)に開通開通(➡p.211)。。ロイター通信社(英)誕生誕生国際電信連合設立(20か国が参加)国際電信連合設立(20か国が参加)大西洋横断電信ケーブル開通大西洋横断電信ケーブル開通万国郵便連合発足(22か国参加)発足(22か国参加)ベル(米),(米),電話機発明発明マルコーニ(伊),(伊),無線電信実験成功実験成功日刊新聞「デイリー=メール」(英)が創刊。日刊新聞「デイリー=メール」(英)が創刊。100万部突破100万部突破184618461840年代1840年代18511851186518651866186618751875187618761895189518961896Q情報伝達の速さは,どのように変化したのだろうか?情報伝達の速さは,どのように変化したのだろうか?解 説 19世紀の欧米諸国では,「情報」と「通信」は市民の生 19世紀の欧米諸国では,「情報」と「通信」は市民の生活にとって不可欠となり,関連産業が成長した。印刷・製紙技活にとって不可欠となり,関連産業が成長した。術の改良と労働者の識字率向上は,新聞の発行部数を飛ひ躍やく的てきに解 説させた。また,海底ケーブルの拡充と電信技術の向上によ増大させた。また,り,世界の情報を素早く伝える通信社が設立された。が設立された。解 説解 説解 説24882234紙数)200019861390イングランド11655631000185118611900(年)(渡辺牧「近代イギリス・ジャーナリズムの発展過程」)1880189018702023/08/19 15:082023/08/19 15:08イギリスの輸出先の広がりしよう18・19世紀のイギリスの貿易18・19世紀のイギリスの貿易探究イギリスの貿易品の変化18・19世紀のイギリスの主要輸出品1720年頃1855年頃アダム=スミスの東インド会社批判 1773年,財政状況の悪化 1773年,財政状況の悪化した東インド会社を救済するためイギした東インド会社を救済するためイギリス議会が茶法(➡p.198■■1)を制定しリス議会が茶法を制定したが,自由放任主義を唱えるアダムたが,自由放任主義を唱えるアダム==スミスは『諸国民の富』で東インド会社スミスは『諸国民の富』で東インド会社の貿易独占を強く批判した。の貿易独占を強く批判した。18・19世紀のイギリスの主要輸入品輸出先の変化1804-06年1804-06年(万ポンド)毛織物毛織物綿織物綿織物(万ポンド)434434124124164164606088796796デフォーの見たイギリスのキャラコ人気(1708年) かつてカーペットや,一般大衆向け かつてカーペットや,一般大衆向け に用いられていた綿織物が,今ではに用いられていた綿織物が,今では貴婦人のドレスとなっている。数年 貴婦人のドレスとなっている。数年 前までなら,彼女たちに仕仕つかえる女性前までなら,彼女たちにえる女性でさえ,みっともないと思ったであ でさえ,みっともないと思ったであ ろう。今では女王様でさえ,喜んろう。今では女王様でさえ,喜んで身にまとっておいでになる始末。で身にまとっておいでになる始末。……それどころか,綿織物は家の中……それどころか,綿織物は家の中にも侵入し,カーテン,クッション,にも侵入し,カーテン,クッション,椅椅い子子すからベッドにいたるまで,インからベッドにいたるまで,インドの綿織物が使われている。かつてドの綿織物が使われている。かつて毛や絹で作られていたものは,イン毛や絹で作られていたものは,インドからの輸入品(綿織物)で供給されドからの輸入品(綿織物)で供給されるようになったのだ。るようになったのだ。 資料1作者はこんな人ギルレー(1757〜1815)イギリスの風刺画家。フランイギリスの風刺画家。フランス革命やナポレオンを題材に,ス革命やナポレオンを題材に,辛辛しん辣辣らつな風刺画を多く残した。な風刺画を多く残した。2Bブラジル−イギリス間の情報伝達の日数ブラジル−イギリス間の情報伝達の日数日数日数2D(新聞2E©京都服飾文化研究財団,畠山崇撮影©京都服飾文化研究財団,畠山崇撮影注:貿易の港ごとの統計を地域によりまとめたもの。国との関係ではない。注:貿易の港ごとの統計を地域によりまとめたもの。国との関係ではない。北欧…ベルギー以北のヨーロッパ 南欧…その他のヨーロッパとトルコ,エジプト北欧…ベルギー以北のヨーロッパ 南欧…その他のヨーロッパとトルコ,エジプトイギリスの輸出額に占める割合 20%以上の地域 5%以上 2%以上アプローチイギリスの産業革命イギリスの産業革命は,世界の経済や社は,世界の経済や社会にどのような影響会にどのような影響を与えたのだろうか。を与えたのだろうか。18〜19世紀のイギ18〜19世紀のイギリスの貿易の変化かリスの貿易の変化から,貿易品や輸出先ら,貿易品や輸出先の地域の変化を読みの地域の変化を読みとろう。とろう。視点2A自由貿易主義の台頭(『イギリス歴史統計』)(『イギリス歴史統計』)(『The Industrial Revolution and British Overseas Trade』)(『The Industrial Revolution and British Overseas Trade』)解 説解 説北欧…バルト諸国,ノルウェー,デンマーク西欧…オランダ,フランドル,フランス,ドイツ南欧…スペイン,ポルトガル,イタリア解 説解 説解 説解 説解 説解 説解 説解 説1B(%)7018世紀19世紀1846穀物法廃止20世紀輸入産業革命6050木材4030綿花➡p.221穀物20砂糖⬅p.187油脂染料10ぶどう酒たばこ40油脂食肉羊毛8040(松井透『世界市場の形成』)2020注:主要輸入品の,輸入額全体に占める割合。注:主要輸入品の,輸入額全体に占める割合。綿織物などは原典に掲載されていない。綿織物などは原典に掲載されていない。18008040601900202B北 欧北 欧西 欧西 欧南 欧南 欧アフリカアフリカアジアアジア1854-56年1854-56年毛織物毛織物綿織物綿織物80804646222220206266264974977474355355114114101088881414101101129669691296南北アメリカ南北アメリカ33133150450410211021(『The Industrial Revolution and British Overseas Trade』)(『The Industrial Revolution and British Overseas Trade』)読みとろう3綿織物の輸出先はどのように変化しているか。綿織物の輸出先はどのように変化しているか。 17世紀,東インド会社を通じて 17世紀,東インド会社を通じて輸入された綿織物(寝寝ね間間ま着着き・下着・シーツ・輸入された綿織物(・下着・シーツ・ハンカチ・カーテンなど)が競って消費さハンカチ・カーテンなど)が競って消費された(れた(衣衣コットン料料革命)。そのため国民的産業であ革命)。そのため国民的産業である毛織物業を守る目的で,1700年にはキャる毛織物業を守る目的で,1700年にはキャラコ輸入禁止令が出された。ラコ輸入禁止令が出された。2023/08/03 21:502023/08/03 21:501840年代1840年代18691869ロンドンーボンベイロンドンーボンベイロンドンーシンガポールロンドンーシンガポールロンドンー香港ロンドンー香港*1マイル=約1.6キロメートル1マイル=約1.6キロメートル2023_192.indd 1922023_192.indd 192(『世界綿業発展史』などより)(『世界綿業発展史』などより)解 説解 説解 説解 説解 説4 ヴェルヌ(1828〜1905)(1828〜1905)1 ロケット号 1830年,マン1830年,マンチェスター・リヴァプール間で世界初チェスター・リヴァプール間で世界初の鉄道営業運転が始められた。の鉄道営業運転が始められた。ケープ岬スエズ運河航 路経由(マイル*)106671066711740117401318013180経由短縮率(マイル)627462748362836297999799スエズ運河の開通(1869)5 スエズ運河の開通5 スエズ運河の開通(1869)(1869)(1869) 18世紀まで旅行は貴族の特 18世紀まで旅行は貴族の特権で,数年間かけて世界を回るのが常権で,数年間かけて世界を回るのが常であった。岩倉使節団が2年がかりでであった。岩倉使節団が2年がかりで世界を見聞したこの時代に,ヴェルヌ世界を見聞したこの時代に,ヴェルヌは1873年,冒険小説『八十日間世界一周』は1873年,冒険小説『八十日間世界一周』を発表した。背景には各地の交通網の を発表した。発達があった。また,トマス■クック(英) また,トマス■クック(英) が1841年に格安パック旅行を始める が1841年に格安パック旅行を始める (⬅p.15コ)など,旅行業者も現れた。など,旅行業者も現れた。「八十日間世界一周」のルート19世紀後半のイギリス領解 説Qアジアでの寄アジアでの寄港地は,どのよう港地は,どのような場所が多いのだな場所が多いのだろうか?ろうか?南アメリカ解 説ニューヨーク解 説サンフランシスコ北アメリカ解 説アフリカロンドンスエズアデン(出発・帰着)解 説ボンベイカルカッタ香港上海横浜シンガポールオーストラリア(玉木俊明『ヨーロッパ 繁栄の19世紀史』)(玉木俊明『ヨーロッパ 繁栄の19世紀史』)※統計は成人男性のもの(年)(ストーン=L『エリートの攻防』)風刺画が描きだす近現代史 新聞などのメディアが発達した近代以降,多くの風刺画新聞などのメディアが発達した近代以降,多くの風刺画が世に送り出された。作者は何を目的に,どのような題材を描いたのか。描かれた内容やそが世に送り出された。作者は何を目的に,どのような題材を描いたのか。描かれた内容やその意図を解釈してみよう。の意図を解釈してみよう。資料2資料3描かれた人物1939年ヒトラー(1889〜1945)とスターリン(1879〜1953)➡p.268モールス信号を用いた通信(1860)8 モールス信号を用いた通信8 モールス信号を用いた通信(1860)(1860)(1860)19世紀末頃のアメリカの電10話交換手 1876年,ベルによって電話1876年,ベルによって電話機が発明され,国内のどこにでも電話を機が発明され,国内のどこにでも電話をかけ,電報をうつことができるようにな かけ,電報をうつことができるようにな った。写真は,女性による電話交換業務った。写真は,女性による電話交換業務で,女性の社会進出の1つの場であった。で,女性の社会進出の1つの場であった。 ロイター通信社(1901)考えよう通信技術の進歩やマスメディアの登場により,人々に広く情報が普及するようになったことで,社会はど通信技術の進歩やマスメディアの登場により,人々に広く情報が普及するようになったことで,社会はどのように変化していったのだろうか?のように変化していったのだろうか?読みとき 1 次の国を表している人物を,風刺画の中か次の国を表している人物を,風刺画の中から探してみよう。ら探してみよう。考 察 日本 ロシア 中国 読みとき2 リング上の2人の足元には何が描かれていリング上の2人の足元には何が描かれているのだろうか?るのだろうか?考 察 1で読み取った3か国は,それぞれどのようなで読み取った3か国は,それぞれどのような存在として描かれているのだろうか?存在として描かれているのだろうか?読みとき読みとき 考 察 考 察 風刺画は,それぞれどのような出来事を描いているのか?風刺画は,それぞれどのような出来事を描いているのか?22人の関係はどう変化したのだろうか。人の関係はどう変化したのだろうか。Aのセリフの日本語訳を考えてみよう。のセリフの日本語訳を考えてみよう。ア 本当はこんなことしたくないんだ…。 本当はこんなことしたくないんだ…。 イ 悪いな,またとないチャンスなんだ。 悪いな,またとないチャンスなんだ。 私を裏切るなんてひどいじゃないか! エ 同志よ,これからも仲良く協力しよう!ウ 私を裏切るなんてひどいじゃないか! 同志よ,これからも仲良く協力しよう!情報伝達の手段年年情報伝達の手段18201820ファルマス郵便用帆船ファルマス郵便用帆船18501850ファルマス郵便用帆船ファルマス郵便用帆船ロイヤルメール 蒸気船18511851ロイヤルメール 蒸気船18721872イギリスからリスボンへの電信イギリスからリスボンへの電信とリオデジャネイロへの蒸気船とリオデジャネイロへの蒸気船18751875電信電信62.2日間62.2日間51.9日間51.9日間29.7日間29.7日間〜18日間〜18日間〜1日間〜1日間解 説解 説19世紀に各国で設立された新聞社や通信社のなかで圧倒的な情報量を誇誇ほこったのったの19世紀に各国で設立された新聞社や通信社のなかで圧倒的な情報量をは,イギリスのロイター通信社で,ドイツ出身のロイターが1851年ロンドンに設は,イギリスのロイター通信社で,ドイツ出身のロイターが1851年ロンドンに設立した。ロンドンは,大英帝国の自治領と植民地から得られた最新の情報が瞬瞬しゅん時時じ立した。ロンドンは,大英帝国の自治領と植民地から得られた最新の情報がに集められた「世界情報の中心」であった。19世紀末,イギリスは世界の海底電に集められた「世界情報の中心」であった。19世紀末,信ケーブルの約3分の2を敷ふ設せつしていた。。➡p.211解 説新聞売店新聞売店解 説11 ロイター(1816〜1899)(1816〜1899)(1901) イギリ12スの海底で電信ケーブルによる通信網を最大限に利用して情報を入手した。1860年代。1860年代には国内の新聞社に外国事情を配信し,イには国内の新聞社に外国事情を配信し,イギリス王室と政府に情報を提供することでギリス王室と政府に情報を提供することで地位を高め,世界最大の国際通信社となり,地位を高め,世界最大の国際通信社となり,現在でも活躍している。現在でも活躍している。解 説フランスQ イギリス・フ イギリス・フランスの識字率のランスの識字率の推移の共通点は,推移の共通点は,何だろうか?何だろうか?(B.R.ミッチェル『ヨーロッパ歴史統計』)2023/07/21 14:362023/07/21 14:3618世紀19世紀20世紀1A(%)90読みとろう1いつの時期に,いつの時期に,何を多く輸出何を多く輸出しているか。しているか。それらはどこそれらはどこで生産されたで生産されたものか。ものか。産業革命輸出807060毛織物綿織物5040➡p.2303020読みとろう2いつの時期に,いつの時期に,何を多く輸入何を多く輸入しているか。しているか。それらはどこそれらはどこに輸出されるに輸出されるのか。のか。10金物類鉄鋼石炭80金物類鉄鋼石炭機械類190020406018002040608040(松井透『世界市場の形成』)20南欧北欧カナダアメリカ南欧北欧西欧アフリカ西インド 諸島ラテンアメリカアフリカアジアオーストラリアイギリスの輸出額に占める割合 20%以上の地域 5%以上 2%以上茶・絹茶・絹中国(清) イギリス イギリス本国の産業資本家は,本国の産業資本家は,アジアへの製品輸出アジアへの製品輸出を望むが,東インドを望むが,東インド会社の貿易独占権に会社の貿易独占権に阻阻はばまれ,自由貿易をまれ,自由貿易を要求した。要求した。 永久的な独占を認めると,国家のほかの臣民すべて永久的な独占を認めると,国家のほかの臣民すべてが,つぎの二つの違った方法で,……いわば税を課が,つぎの二つの違った方法で,……いわば税を課せられることになる。その第一は,せられることになる。その第一は,自由貿易の場合ならばずっと安く買えるはずの財貨の高価格によっによってである。そして第二は,てである。そして第二は,臣民の多くにとって,それを営めば便宜でもあれば有利でもありえたはずのその事業部門から,完全に締め出されることによっによってである。 てである。 (アダム(アダム==スミス『国富論Ⅲ』中央公論新社)スミス『国富論Ⅲ』中央公論新社)輸出を企図自由貿易を要求綿花・藍綿製品監 督統 治インド(支配地)新税制導入注:プラム・プディング…イギリスの伝統的なクリスマス菓子。クリスマス・プディング。描かれた人物ナポレオン(1769〜1821)➡p.202100(%)8060402016001650170017501800185019002023_193.indd 1932023_193.indd 193史料1A考えよう交通網の発展に伴って人々の移動がさかんになることで,交通網の発展に伴って人々の移動がさかんになることで,国際関係はどのように変化してきたのだろうか?国際関係はどのように変化してきたのだろうか?160°80°120°120°80°40°0°40°160°40°アメリカ ニューヨークを出発してサンフランシスコに行こニューヨークを出発してサンフランシスコに行こうと思った場合,以前はオマハから先の険険■■■■しい道をうと思った場合,以前はオマハから先のしい道を駅馬車で行かなければならなかったために,少なく駅馬車で行かなければならなかったために,とも半年はかかっていた。だが,オマハから先も鉄。だが,オマハから先も鉄道で結ばれれば,その時間は大幅に短縮される。実道で結ばれれば,その時間は大幅に短縮される。実際,際,大陸横断鉄道が完成したことによって,今ではニューヨークからサンフランシスコまでの3786マイルの距離をわずか7日で行けるようになっているのだ。。視点史料英領北アメリカ西インド諸島本 国工業生産力の向上産業資本家の勢力拡大=不満反発巨利を得る東インド会社社員 2023_196.indd 1962023_196.indd 1961941年2Cイギリスでの普及ワット(英),(英),蒸気機関を改良を改良フルトン(米),(米),蒸気船を建造を建造スティーヴンソン(英),(英),実用蒸気機関車を製作を製作ストックトン・ダーリントン間で鉄道開通(英)ストックトン・ダーリントン間で鉄道開通(英)マンチェスター・リヴァプール間で「ロケット号」間で「ロケット号」による鉄道営業開始(英)①による鉄道営業開始(英)ドイツで鉄道建設ブームドイツで鉄道建設ブーム 大陸横断鉄道開通(米)(米)⑦,,スエズ運河開通⑤スティーヴンソン製作41%41%29 29 26 26 (『近代国際経済要覧』)(『近代国際経済要覧』)1869 大陸横断鉄道開通1869 スエズ運河開通1870 ボンベイ−カルカッタ間に鉄道完成 1858 日米修好通商条約で開港(高野優訳『八十日間世界一周』)(高野優訳『八十日間世界一周』)196193192諸地域の結びつき・変化への問いイギリスの輸出先の変化世界が注目した一戦の行方は?密月の2人のその後の関係は?郵便・電話の普及※問いの解答例は本誌目次ページの二次元コード,及び「浜島Webサポート」でご確認いただけます。※問いの解答例は本誌目次ページの二次元コード,及び「浜島Webサポート」でご確認いただけます。 (「浜島Webサポート」ではWord形式のデータをダウンロード可能です。) (「浜島Webサポート」ではWord形式のデータをダウンロード可能です。) 「問いを表現する」活動● 新学習指導要領に対応 新学習指導要領に対応 諸資料を活用し,学習課題(問い)を表現 諸資料を活用し,学習課題(問い)を表現 資料を読みとき,思考力をのばす特集 「探究しよう」● 文章史料・絵画・統計・写真・風刺画など多様な資料を活用して,世界史の 文章史料・絵画・統計・写真・風刺画など多様な資料を活用して,世界史の 重要テーマを読みとく特集ページ 重要テーマを読みとく特集ページ『ニューステージ世界史詳覧』では,弊社刊行『新詳歴史総合』の企画を継承。歴史総合から世界史探究への接続をスムーズにしています。「アプローチ」/「問いを表現する」活動「探究しよう」に小発問を掲載 ギリシア・ローマに見る民主政治のルーツ p.49● ギリシア・ローマに見る民主政治のルーツ p.49● 科挙と中国の官僚制の発展 p.100科挙と中国の官僚制の発展 p.100イブン=バットゥータが見た14世紀の世界 p.137● イブン=バットゥータが見た14世紀の世界 p.137ヨーロッパ商人が見たイスラーム世界 p.141● ヨーロッパ商人が見たイスラーム世界 p.141宗教画に見るルネサンス p.169● 宗教画に見るルネサンス p.169● フランス革命と女性の権利 p.205フランス革命と女性の権利 p.205第一次世界大戦と「大衆の心理」 p.254● 第一次世界大戦と「大衆の心理」 p.254● メディアと民衆が動かした1968年の世界 p.301メディアと民衆が動かした1968年の世界 p.301 「資料読みとき講座」● 資料を読みとくトレーニング 資料を読みとくトレーニング 「読みときの視点」で資料の見方をフォロー 「読みときの視点」で資料の見方をフォロー交通網の発達➡p.194・195『八十日間世界一周』ヴェルヌ(1873年)マスメディアの発達通信網の発達と情報伝達➡p.227フランスの新聞に描かれた風刺画(1904年4月3日)日露戦争時の国際情勢描かれた出来事1904年2月,日本はロシアに対して宣戦を布告。旅1904年2月,日本はロシアに対して宣戦を布告。旅順をめぐる攻防戦が始まった。順をめぐる攻防戦が始まった。➡p.245ロイター ━ 世界最大の通信社 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