アカデミア世界史_ダイジェスト版
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プラス東アジア西アジアアフリカ2ウルのスタンダード(「平和」の場面) Qなぜ巨大な建築物が建てられたのだろうか?なぜ巨大な建築物が建てられたのだろうか?6古代エジプトの農耕 前1400年頃の墓の壁画に描かれ前1400年頃の墓の壁画に描かれた。左下から上段へと農作業がた。左下から上段へと農作業が進んでいく様子が描かれている。進んでいく様子が描かれている。税額を査定するために面積を計税額を査定するために面積を計算する必要があったため,古代算する必要があったため,古代エジプトでは測地術が発達した。エジプトでは測地術が発達した。5カフラー王(前26世紀頃)Q次の仕事を行っている次の仕事を行っている人物を探してみよう。人物を探してみよう。・小麦の刈り取り・小麦の刈り取り・牛を使った脱穀・牛を使った脱穀・収穫高を記録する書記・収穫高を記録する書記問い8世界遺産世界遺産B1エジプト文明4ギザの三大ピラミッドギザの三大ピラミッド 王が最高神官を兼兼かね,神の化身・ 王が最高神官をね,神の化身・代理として絶対的な権力を行使する代理として絶対的な権力を行使する政治形態。シュメール人の王やエジ政治形態。シュメール人の王やエジプトのファラオに加え,古代イスラプトのファラオに加え,古代イスラエル,中国の殷エル,中国の殷(➡p.86・87)の政治が該の政治が該当する。また,近世のカルヴァン(➡当する。また,近世のカルヴァンやクロムウェル(➡p.198),イス,イスp.190)やクロムウェルラーム世界ラーム世界(➡p.135)におけるカリフにおけるカリフやスルタンの支配を指すこともある。やスルタンの支配を指すこともある。3シュメール人の礼拝者の像② オリエント世界では,どのような② オリエント世界では,どのような生業が営まれていたのだろうか?生業が営まれていたのだろうか?ウルの王墓から出土した「スタンダード(軍旗)」には,ウルの王墓から出土した「スタンダード(軍旗)」には,王の責務である「戦争に勝ち,自国民に豊かな生活王の責務である「戦争に勝ち,自国民に豊かな生活を保障する」様子が描かれている。上段では王と部を保障する」様子が描かれている。上段では王と部下たちが祝宴を行い,下たちが祝宴を行い,Q王の他には,どのよ王の他には,どのよ中・下段には人々が穀中・下段には人々が穀うな身分の人々が描かれうな身分の人々が描かれ物や家畜を献上する姿物や家畜を献上する姿ているのだろうか?ているのだろうか?が描かれている。が描かれている。(前26世紀頃) クフ王クフ王の息子。ピラミッドはクフ王のものに次ぐの息子。ピラミッドはクフ王のものに次ぐ大きさで,スフィンクスが近くに鎮鎮ちん座座ざしてして大きさで,スフィンクスが近くにいる。いる。カフラー王のピラミッドメンカウラー王のピラミッドクフ王のピラミッド男性女性考えよう① シュメール人の王とエジプトの① シュメール人の王とエジプトのファラオに共通する特徴は何だろファラオに共通する特徴は何だろうか?うか?比 較資料を読み取って考察し,「諸地域の歴史的特色」への問いをつくってみよう。古代オリエント文明の特色神権政治とは何かエジプトのファラオ➡p.66・67 ファラオとは,「大きな家」を意味する古 ファラオとは,「大きな家」を意味する古代エジプト王の称号。政治・宗教両面の最代エジプト王の称号。政治・宗教両面の最高権力者で,「上下エジプトの王」などの名高権力者で,「上下エジプトの王」などの名を持つ。天空の神ホルスの化身や太陽神を持つ。天空の神ホルスの化身や太陽神の子を名乗り,現現あら人人ひと神神がみとして強として強ラーラー(➡p.67)の子を名乗り,力な力を持った。力な力を持った。60アプローチアプローチ1A1シュメール人の文明➡p.651ウルのジッグラト(聖塔) シュメール人シュメール人の王は,巨大な塔の頂きに神殿を建築し,神の権威の王は,を借りて政治を行った。紀元前22〜21世紀頃に建紀元前22〜21世紀頃に建造されたウルのジッグラトは,煉煉れん瓦瓦がでつくられ,昇造されたウルのジッグラトは,でつくられ,昇降用の階段も設置されている。62.5m×43mの長降用の階段も設置されている。62.5m×43mの長方形で,高さは21mを誇る。方形で,高さは21mを誇る。諸地域の歴史的特色への問い

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