概要をつかむ

- ある原核生物では,物質Xから始まる反応系が進み,物質Yが合成されると生育できる・できない 。
- 酵素D,E,F,Gが働かないと,反応系が途中で止まるので,物質Yが合成 される・されない。
- 変異型は,それぞれ4種類の酵素のうち 1 種類が働かない。
⑴へのStep
図から,酵素Eが働かない変異型についていえることは何か。
- 反応系において, ①
の物質から ②
の物質を合成する反応が起こらない。
- 物質X・①・②・③・Y
を与えると図の反応系が途中で止まってしまい生育できない。
- 物質 X・①・②・③・Yを与えると,生育できる。
→働かなくなった酵素が関わる反応より前・後 の段階の物質を与えると生育できないが, 前・後の段階の物質を与えると生育できる。
⑵へのStep
- 正常型は,どの酵素も働くので,反応系のどの物質を与えても生育できる・できない 。
⑶⑷へのStep
- 与えると生育できない物質が少ないものほど,反応系の前・後
の段階での反応に関わる酵素が働いていない。
→与えると生育できない物質が少ない個体から順番に考えていく。 - 個体Ⅳは,物質Xを与えると生育できないが,物質X以外の物質を与えると生育できる。
→酵素D・E・F・G が働かなくなっている。 - 個体Ⅰは物質X,Bを与えると生育できないが,物質Y,A,Cを与えると生育できる。
→①は物質 A・B・C で,個体Ⅰでは酵素 D・E・F・G が働かなくなっている。