4. (3) 長 敦子 展覧会出品作品


紀元前1500年頃、中国殷の時代に甲骨文として世に出た文字は、金文、篆書、隷書、草書、楷書、行書そして仮名、と姿、形を変えて今なお重要な伝達手段として、私達のかたわらにあります。 表音文字である古代エジプトのヒエログリフ(BC.3000〜AD.300頃まで使われた)の影響を受けたフェニキア文字は、ギリシャ文字→アルファベットとなって、様々な言語に枝分かれし最も広く使われています。 視覚によって考えを伝える≪表意文字≫で、古代から現代まで変化の全容を華麗に見せている私たちの文字は、世界に誇る立派な文化遺産と考えます。

1991年から2004年まで、毎年一回海外個展を開いてきました。
美しい染め紙にわかり易い文字を選び、説明をつけて展示しました。小さな展示、小さな行為ですが、会場探し、運搬、展示等々、大勢の方々の助力を頂きました。これからも機会を見て続けたいと思います。個展とは別に、海外展示に重きを置いた、各美術団体の公募を通しても、発表の機会を増やしてゆきたいと考えています。

2005年12月

1. 2005年

2. 2006年

3. 2007年

4. 2008年


[<-]戻る