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愛をみつけたうさぎ エドワード・テュレインの奇跡の旅

愛をみつけたうさぎ エドワード・テュレインの奇跡の旅

小説

ポプラ社

ケイト・ディカミロ(子安 亜弥訳 )

〈むかし,愛を知らない,陶器でできたうさぎがいました。〉

エジプト通りのとある家に,小さな女の子に愛された陶器のうさぎがいました。うさぎの名前はエドワード・テュレイン。彼は,自分のことを,非の打ちどころのないすばらしいうさぎだと思っていました。だから,彼は大人が自分に話しかるときの,お人形を相手にするようなわざとらしい言葉づかいが気に入りません。特に「ウサちゃん」と呼ばれることは,ひどく気に入りません。軽く見られている気がするからです。

ある日,船旅に連れていってもらったエドワードは,ふとしたことで船から落ちてしまいます。そこから,エドワードの長い長い旅が始まります。エドワードはある時,誰かと別れると,体の奥のどこかわからないところが痛んでいることに気づきます。

果たしてエドワードは,小さな女の子の元に帰ることができるのでしょうか。そして,エドワードの体の奥の痛みとは,いったい何なのでしょうか。

あなたも,エドワード・テュレインと一緒に奇跡の旅に出発しましょう。(Sさん)