種子の役割

植物はみずから移動することができません。代わりに種子が、タンポポの綿毛のように風に飛ばされる、果実とともに動物に食べられてふんとして排出される、などの形で、生息地域を広げています。

多くの種子は、かたい皮におおわれ、内部の活動を抑えた休眠状態になります。たとえば、地下にうまっていた約2000年以上前ハスの種子に適当な処理をしたところ、芽が出て花が咲いたという話もあります(研究を行った大賀一郎にちなみ大賀ハスとよばれます)。
休眠状態を維持して生育に適した環境になってから芽が出るという種子の性質は、植物が生息地域を広げるのに役立っています。