アクティブ地理 インタビュー特集
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アメリカ
コニー・チャンチェン さん
(Connie Chang-Chien(張簡) さん)
首都:ワシントンD.C.
人口:3億4348万人(2023年)
面積:983万km2(2022年)
英語のあいさつと自己紹介
インタビュー
私の出身はカリフォルニア州の南にあるヨーバ・リンダです。小さな町ですが、いろいろな人が仕事を求めにやってくる人気の町です。私の住む郡の名前がオレンジ郡といって、昔からオレンジ畑がたくさんあります。現在でもオレンジ栽培がさかんですが、都市化しています。
カリフォルニア州の南部は、夏は暑く雨があまり降りません。冬によく雨が降ります。夏に気温が高くはなりますが、私の住む地域は過ごしやすい気候だと思います。アメリカでは、地域によって気候が大きく変わります。
2010年代にアメリカで日本の文化がブームになり、興味を持ちました。また、家族が台湾人なので、子どものころときどき台湾に行って日本のアニメと漫画を見て、日本のアニメと漫画の文化に興味を持ちました。高校生の時、音楽の授業で日本の音楽について学びました。日本には音楽や歴史などいろいろな面白い文化があり、伝統的な感じがほかの国と比べて特別だと思います。
面白いと思ったのは、日本人は「尊敬」の感情を大切にしていることです。例えば挨拶や自己紹介をするとき、アメリカ人は相手が社長だとしても話し方の違いは小さいけれど、日本には「敬語」があります。誰とどんな状況で話しているのかといつも考えなければいけません。敬語のことはアメリカの大学で学びましたが、日本に来た時、本当にそのことを実感しました。
多くの人はアメリカを自由の国だと考えます。祖先たちは、自分の国で実現できなかったことが、アメリカでなら実現できるという感覚を持っています。
日本では公共の交通機関が発達しており、子どものころから自由に自分で移動できます。アメリカでは主な移動手段が車なので、親の手助けが必要です。行動の自由を得るのは、18歳くらいになってからです。ただし、ニューヨークなどは日本同様に電車があるので、行動の自由が早く得られます。
「アメリカの食事」といえば、ハンバーガーやピザやホットドッグなどを思い浮かべるでしょう。これらはどれも本来はほかの国の料理です。アメリカにはいろいろな国から人が来ているので、料理にもいろいろな種類があります。例えばカリフォルニアで人気の料理は、メキシコ料理や中華料理、イタリア料理などで、いろいろな国の文化があることはアメリカの魅力です。また、多くのアメリカ人は、日常では自分の家族のルーツに由来する料理を食べています。イタリア系の家族はイタリア料理を食べ、私は台湾系の家族なので、子どもの時から台湾料理を食べています。
はい。私は両親が1代目でアメリカに来ましたが、南カリフォルニアにはいろいろなアジア系アメリカ人がいます。私の友人の中にも、両親や祖父母の代にベトナムや中国、台湾、韓国などから移り住んでいる方がいます。昔は「アメリカンドリーム」と言えば、「自分の土地を手に入れてそこに住む」ことでした。しかし現代では、「アメリカンドリーム」とは「仕事のチャンスをつかむ」ことに変化しています。医者や弁護士になるためだったり、コンピュータ関連の先端技術の仕事をしたいという夢をもってアメリカに来ます。
アメリカにはいろいろな人がいて、みんなそれぞれの歴史・言語・文化を持っています。私たちはほかの文化を学び楽しむことができます。
そして私たちはいろいろな機会を持ち、興味と時間があれば望むことがたぶん実現できます。私はこれがアメリカの一番の特徴でいいところだと思っています。
世界には、いろいろな国と文化と人たちがいます。ほかの文化と国について興味があったら、たくさんの情報があります。私のおすすめは、インターネットを利用することです。現代ではインターネットを通していろいろな人に出会えて、友達になることができます。たくさんの人と出会うことで、将来がもっと楽しくなるでしょう。