アクティブ地理 インタビュー特集

コロンビア

ロペス・コボス・ウンベルト さん
(Humberto López Cobos さん)

首都:ボゴタ
人口:5232万人(2023年)
面積:114.2万km2(2022年)

スペイン語のあいさつと自己紹介

インタビュー

出身地は首都ボゴタです。人口約800万人の大きな都市です。
標高2600mで、気温は一年中15℃です。早朝は7~8℃まで下がりますが、日中は21~22℃まで上がります。
一日中晴れの日もあれば、一日に何回も雨が降ったり止んだりする日もあります。
ボゴタでは、少なくとも年に2回ほどあられが降ります。
コロンビアは夕焼けの時間はいつも午後6時ころですが、日本の冬では4時半、夏は7時ころ。夏に大学で勉強して、夕焼けを見て帰宅しようとしたら午後8時で驚いたことがあります。

朝食は、とうもろこし粉のパン「アレパ」に卵と牛乳など。シリアルやコーヒーの場合もあります。昼食はねばらないインディカ米のご飯にレンズ豆のサラダ。そして、鶏肉か牛肉と、じゃがいもやとうもろこしの入ったアヒアコというスープ。日本でいつも味噌汁が出るという習慣に似ています。夕食はサンドイッチのような軽食。昼食が一番豪華です。

石油や石炭の輸出産業です。それからコーヒーやバナナの生産です。

sombrero vueltiao(ソンブレロ ブエルティアオ)という、コロンビアの特徴的な帽子があります。
標高が高くて寒い場所では、ruana(ルアナ)という、マントのような羽織もあります。年配の人はよく着ていますし、街でも若者がファッションに取り入れています。

最初は漢字に興味がありました。
中国語とも迷いましたが、アニメや漫画といったさまざまな文化に親しみを感じたこともあって、日本語の勉強を始めました。
スペイン語と日本語の発音がとても似ているので、スペイン語を話す人にとって中国語より日本語の方が易しいと思います。

コロンビアはラテンアメリカの中で、アメリカ合衆国の一番いい友だち(「best friend in Latin America」)と言われています。
ラテンアメリカの他の国とは特別親しい関係があります。
ヨーロッパや中国など、他のどの国々とも友好的です。

一番の自慢はアマゾン。アマゾンの熱帯雨林は他の国にもありますが、コロンビアのアマゾンは比較的保護されていると言われています。

誤解されているというより、コロンビアについてあまり知られていないと思います。
ラテンアメリカ一帯がジャングルというイメージが持たれますが、それはかなり間違っていて、わたしは山の上の大きな街から来ています。
距離が近いアメリカ合衆国やヨーロッパからも誤解されています。

南米には、さまざまな興味深いことがあります。
例えばアンデス山脈。日本人にとってコロンビアといえばここでしょう。
これほど高い山にあるボゴタのような大きい街は、日本にはあまり見られません。
高層ビルも建っています。
コロンビア以外の南米の国々もとても魅力的です。テレビや映画ではあまり知られていない特色もあるので、興味を持ってくれると嬉しいです。