ダイコンの花芽

ダイコンについている葉。そのまま刻んで味噌汁に入れてもよいでしょう。でも,わが家では,次のようにして,台所に置いてあります。

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根の部分を少し残して切り取り,カップに入れて水を注ぐだけです。ときどき水を取り替えています。

葉はちぎっても,しばらくするとまた出てきます。ちぎっても,ちぎっても葉はまた出てきます。植物の生命力には驚きます。1回に収穫できる量はわずかですが,味噌汁に入れたり,炒め物に加えたりしてきました。

ところが,小さなつぼみが出てきました。

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2月の終わり頃から,暖かい日が続きました。ダイコンは,春が近づいたことを知って,花を咲かせようとしているのでしょうか。

花の芽(花芽)がつくられ,それが成長してつぼみになって花が咲きます。花芽が成長して花の茎(花茎)が伸びることを抽苔(ちゅうだい)といいます。種類にもよりますが,ダイコンは,低温にさらされることで花芽をつくり,日が長くなることで抽苔するものが多いようです。

わが家の台所のダイコンは,寒い冬を過ごしてきたと思われますので,低温条件をクリアして花芽がつくられていた可能性があります。そして,夜に照明をつける台所は,長日条件をもクリアして抽苔してきたと推測することもできます。

暖かくなってきたのと一致したため,春が来ると花が咲くと単純に結びつけてしまいそうです。でも,植物が季節を知るしくみは,人が感じるような「春が来た」ではないのかもしれません。

植物が花を咲かせるという何気なくふだん見かけていることでも,考えてみると奥が深く,大変興味深いものだと感じました。

なお,花芽を出したダイコンを,土に植えてみました。

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あと少しで花を咲かせることでしょう。そのようすなどは,また機会がありましたらお伝えしたいと思います。

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参考資料:GREEN JAPAN 広島県農業情報ローカルネットワークシステム