9月25日,トキ試験放鳥

7月11日,環境省・新潟県・佐渡市は,佐渡トキ保護センターで保護されているトキを,9月25日に試験的に放すと発表しました。

トキ,学名Nipponia nippon(ニッポニアニッポン)。羽を広げると1mを超えるその大きな鳥は,かつて全国の里山にいる日本を代表する鳥でした。ところが,美しい羽をねらった乱獲や環境破壊のために数が激減。1981年に,佐渡で最後の5羽が保護されて,野生のトキは日本からいなくなりました。

その後,その5羽から増やす努力が重ねられましたがうまくいきませんでした(2003年の「キン」の死により,日本産のトキは絶滅)。そこで1999年以降,中国からゆずり受けたトキの飼育が始まり,現在,国内には100羽を超えるトキがいます。なお,遺伝子を調べて,中国のトキと日本のトキは同じ種であることが確認されています。

9月25日は,佐渡トキ保護センターにいるトキの中から10羽程度が放たれる予定です。

佐渡では,

  • トキのえさになるどじょうなどの小動物が,水田で生きていけるように,農薬の使用を抑える。冬も水田の水を抜かない。
  • トキが巣をつくれるように,森の手入れをする。

など,トキが生きられる環境づくりが進められています。