ヨーロッパ原産で明治時代に移入した帰化植物。日本以外にも世界中に帰化している。道端やあぜ道など,日当たりのよいところに多く生育する。よく似た在来種のイヌノフグリは花が小さく,近年減少している。 茎は枝分かれして地上をはって広がり,長さは15~30cmになる。
葉
卵形で,縁に大型で鈍いきょ歯がある。両面とも毛が散生する。茎の下部では対生するが,上部では互生する。
花
春先から直径約1cmの青い小さな花が咲き始める。花冠は直径7~10mmの皿形で青く,濃い青色の筋がある。中心は黄色。触れるとかんたんに抜け落ち,このとき自家受粉をする。草丈が低いため他の植物が成長すると埋もれて目立たなくなる。
見分けのポイント
タチイヌノフグリやイヌノフグリに比べて花が大きい。
本州(関東地方南部以西)から九州の暖地に分布する常緑高木。これが野生のものであるかは不明で,中国原産とも言われる。公園や神社などによく植えられていて,巨木も多い。木全体に芳香がある。古くから,材を彫刻や器具の材料としたり樟脳をとり薬用としたりする。 樹皮は細かく縦に裂け,灰褐色。樹高は30mほどに成長する。葉は卵形から楕円形で全縁。5-6月に円錐花序に黄白色の花を咲かせる。果実は球形の液果で,黒く熟す。
葉
卵形から楕円形の葉を互生する。葉縁は全縁でやや波打つ。三行脈が特徴。光沢があり,革質。 常緑樹であるが葉の寿命は1年で,前年の葉が落ちる春頃に新しい葉が生える。表面の主脈の分岐部にある小さなふくらみにはダニの一種が寄生している。
花
5-6月に葉腋から円錐花序を出し,黄色の小さな両性花をつける。おしべの葯は4室ありルーペでのぞくとおもしろい。