ヤマツツジ

ヤマツツジ北海道南部から九州の山地や丘陵に生える半落葉性の低木。樹高は高くないが,枝分かれが多く横に広い樹形。若い枝には毛がある。葉には春葉と夏葉の2種類があり,ともに枝先に互生する。春葉は変異が多く,夏葉は倒披針形。4-6月に漏斗状の花をつける。花は朱色,まれに白色。鑑賞用の品種が多く,花の色や形態には様々なものがある。

春葉と夏葉という2種類の葉が存在する。葉は互生で光沢はなく,全縁で裏には毛がある。夏と春に生え,夏葉は春葉よりやや小さく,長さ1-2cmで冬を越す。春葉は形態の変異が多い。

4-6月頃に枝の先に1-3個のろうと状の花をつける。花冠は5中裂する。花弁は赤紫色,白色などがあり,おしべは5本,めしべが1本ある。