ガクアジサイ

ガクアジサイ暖地の海岸や海沿いの山地に生育する落葉低木。自生地は暖地の太平洋沿岸部に限られていて,おもに観賞用に栽培される。葉は5-15cmの広卵形で,対生する。装飾花を咲かせ,中央の両性花を囲む額に見たてて,額紫陽花と名前がついた。

長さ5-15cmの卵形から広卵形で,葉質は厚く光沢がある。葉柄を持ち,対生する。縁にはきょ歯がある。

夏に枝先に散形花序を出す。小さな両性花が密集し,そのまわりをがく片4,5枚の装飾花がとり囲む。装飾花は花の機能を失っている。

アジサイ

アジサイガクアジサイを母種として作られた園芸種。品種改良の結果,両性花がすべて装飾花に変わっている。6-7月に淡青紫色で半球状の装飾花をつける。めしべが退化しているため,開花しても結実しない。葉は卵形で互生し,葉縁にはきょ歯がある。 アジサイの花の色は土壌中の酸性度に左右され,酸性の土壌では青色,アルカリ性の土壌では紅色になる。酸性の強い土壌ではアルミニウムなどの金属イオンが溶け出しやすく,これが吸収されて花の色が変化する。

長さ10-15cmで卵形の葉を互生する。葉縁にはきょ歯があり,葉先はとがる。

梅雨の6-7月に,枝先に淡青紫色の花を半球状につける。花はすべて装飾花で構成されている。花弁と見えるものはがく片で,花弁は小さい。おしべ,めしべがあるが結実しない。