セイタカアワダチソウ

北アメリカ原産で北半球に広く帰化している多年生草本。日本には明治時代に移入し,戦後に広まった。空き地や河原などに大きな群落を形成しているのをよく見かける。茎は直立し,高さは人の背をこえて2.5mに達する。葉と茎には短毛が密生する。 繁殖力が強く,種子からのみでなく地下茎を伸ばして増える。根から他の植物の生育をさまたげる物質をだすため,この植物が多い場所は他の植物がはえにくくなる。

先がとがった細長い楕円形の葉は密につき,互生する。縁には低いきょ歯がある。葉には短毛が生える。

茎の上部に多数の頭花からなる総状花序をを複数出し,全体として円錐状の花序を形成する。頭花は黄色の管状花と舌状花からなる。

見分けのポイント

よく似たオオアワダチソウは花期が夏で,茎や葉にはほとんど毛がない。