オヒシバ

日本各地の道端などに生育する一年生草本。強いひげ根をもち,引っ張りや踏みつけに強い。そのため庭などで生育しているものは害草として扱われる。茎は直立あるいは斜上する。

先のとがった線形で,表面はなめらかで葉質は強靭,縁には毛がはえる。葉鞘と葉の境は白くなっている。

茎の上部で6本ほどの花穂を傘形に分枝し,その軸の下半面に小穂を密につける。小穂は扁平で数個の花からできている。