イネ

東南アジア原産。日本には大和時代以前に中国大陸からの渡来人によってもたらされた。米を収穫するために水田で栽培される。東アジアの広い地域の主食となっている重要な植物。改良が重ねられてさまざまな品種がある。

広い線形の葉を互生する。縁はざらつき,ややかたい葉質である。

茎の上部に穎花と呼ばれる花が穂となって咲く。穎花は花弁がなく舟形の護穎と内穎の間に6本のおしべと1本のめしべがある。花内で自家受粉を済ませたあと白色のおしべが外に出て,穎花の内側にめしべが残る。